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「國之重寶」展

2007年9月に「香港茶具文物館」に行くと、館内は相変わらず常設品の展示でした。
一回りしてGFのショップ横を見ると、小さな箱が沢山置いてあったので何気なく手に取ると「國之重寶」と表示されていました。10×4×4cm の小ささですが、印刷されている絵を見て、すぐに「清明上河圖」だと分かりました。

箱を開けてみると小さな巻物が出てきました。ビックリですねぇ・・・清明上河圖1巻、丸ごとプレゼントされてしまったのです(笑)。

「國之重寶」- 故宮博物院藏晉唐宋元書畫展は、2007/06/29 〜 2007/08/11の期間、香港藝術館で開催されていたのです。う〜〜む、これは見ておくべきでした。知らなかったとはいえ、残念至極です。

 この展覧会の図録に総館長が書かれている文章を翻訳したものがこちらにありました。

 2007年は香港が祖国に回帰し、特別行政区が成立して十周年の紀念を祝う年にあたる。香港芸術館は大変光栄にも世界的にも有名な故宮博物院と初めて提携することができ、香港市民や海外国内の人びとに「国の重寶—故宮博物院蔵晋唐宋元書画展」をお見せする。この意義深い展覧は、国家の香港特別行政区に対する心こもるご配慮とご支持を具体的に表すものである。

  ___ぜひ上述の「こちらに」の箇所をクリックして全文をお読みください。


「清明上河図」とは、しゃれたノベルティだなぁ

 清明上河圖は北宋末期ごろに制作されたものとされています。始め宮廷に献上されて、宮廷に蔵されていたものが、元代に民間に流出してしまい、その後、明代後半にまた宮廷に戻ってきたようです。しかし、清末1931年に溥儀が長春宮廷へ持ち出して、1945年の混乱により民間に流失したそうです。
 戦後人民解放軍により政府へ没収され、1950年に東北博物館で発見されたのち、北京故宮博物院の所蔵となります。
 この「清明上河図」は、清明節の季節の北宋の都「汴京(河南省開封)」の、汴河の流れを挟んで両岸と城門内外の生活風景を描いたものとされており、24.8cm×5m28cmのサイズの、絹本墨画淡彩画です。1643人の人物、208匹の動物のほかに、20あまりの船や車など、30余棟の家屋が描かれているそうです。

首段_郊外の風景で、荷を満載した船、旅人、駕篭の一行など。

中段_画巻で一番注目される「虹橋」の部分。

後段_城門楼、城内の街道、大小の店や酒屋の本店、寺、車馬や駱駝など、そうとうな賑わいようです。


 この時の美術館の様子をブログで読みますと、まず時間指定の入場券を予め購入しておかないとダメなようで、会場では一時間に250人の入場制限がなされた上に長蛇の列で、清明上河圖の実物拝むまでに一時間はかかったとか。さらに20人が一組となって参観時間は5分間限定という厳しさ。これではとても拝観したとは思えませんね。

 この様子を伝える香港の富柏村氏のブログでも、『話題の「清明上河圖」も圖巻を参観者が覗き込むと照明が反射しちょうどガラスに自らの影が映り、また圖巻の核心たる虹橋のちょうど真上にガラスの継ぎ目があり、これが虹橋の袂に縦線の陰影となるお粗末さ』と、記されています。いやはや、これではノベルティで頂いたこの図巻を自宅で眺めていたほうが、怪我をしなくていいのかも。  富柏村日剰 香港日記


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